ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス®・カード

Hilton Honors American Express Card

ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス®・カードは、ヒルトンホテルを愛用する方にぴったりのプレミアムなクレジットカードです。ヒルトン・オナーズの会員プログラムと強力に連携しており、ヒルトングループの宿泊時に特別な特典が受けられるだけでなく、日常のカード利用でも効率よくポイントを貯めることができます。また、貯めたポイントを無料宿泊やアップグレードに使えば、旅行がより贅沢なものに。ヒルトンでの宿泊体験をランクアップさせたい方に最適な選択肢です。

通常カードプレミアムカード
発行会社American Express InternationalAmerican Express International
国際ブランドAMEXAMEX
年会費16,500円 (税込)66,000円 (税込)
家族カード1枚まで無料
2枚目以降6,600円 (税込)
3枚まで無料
4枚目以降13,200円 (税込)
コンシェルジュなしなし
プライオリティパスなしなし
空港宅配なし帰国時のみ1個無料
国内旅行保険利用付帯利用付帯
海外旅行保険利用付帯自動付帯
タッチ決済可能可能
ヒルトン・オナーズ アメックスカード

ヒルトン・オナーズ アメックスカードの年会費とコストパフォーマンス

ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス®・カードの年会費は、通常カードで16,500円(税込)、プレミアムカードでは66,000円(税込)です。一見高額に思えるこの年会費ですが、次で説明します付帯特典を活用すれば、十分に元が取れる内容となっています。

ヒルトン・オナーズ アメックスカードの主な特典

ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス®・カードは、ヒルトン・ワールドワイドが運営するホテルの会員組織である「ヒルトン・オナーズ」(Hilton Honors)会員プログラムと連携した多彩な特典が魅力の一枚です。

Hilton Honors

会員ステータスのアップグレード

ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス®・カードを所有するだけでヒルトン・オナーズの「ゴールド」ステータスを無条件で毎年自動取得できます。

ヒルトン・オナーズ(Hilton Honors)には、4段階のステータスがあり、「クラブメンバー」ランクからスタートし、年間の宿泊実績に応じて、10泊で「シルバー」、40泊で「ゴールド」、60泊で「ダイヤモンド」へと昇格していきます。

クラブメンバーシルバーゴールドダイヤモンド
資格の獲得条件
(3条件のうちのいずれか)
なし年10泊
年4滞在
年25,000ベースポイント
年40泊
年20滞在
年75,000ベースポイント
年60泊
年30滞在
年120,000ベースポイント
滞在に対してのボーナスポイント0%20%80%100%
1ドルあたりの滞在時加算ポイント
(カード利用のポイントは含まない)
10ベースポイント10ベースポイント
+ 2ボーナスポイント
10ベースポイント
+ 8ボーナスポイント
10ベースポイント
+ 10ボーナスポイント
無料Wi-Fi✓ あり✓ あり✓ あり✓ あり (プレミアムWi-Fi)
特典滞在時のリゾート料金が無料✓ あり✓ あり✓ あり✓ あり
無料のミネラルウォーター✓ あり✓ あり✓ あり
特典予約時に5泊目が無料✓ あり✓ あり✓ あり
無料の朝食または食事クレジット✓ あり✓ あり
お部屋のアップグレード✓ エグゼクティブまで✓ スイートまで
エグゼクティブラウンジの利用✓ あり
ヒルトン・オナーズの会員ステータスごとの主な特典一覧

「ゴールド」ステータスの特徴として、ヒルトン系列のホテル滞在時に朝食が大人2名分無料になり、またお部屋のアップグレードといったプレミアムな宿泊特典を受けられます。

さらにプレミアムカードの場合、年200万円をカード利用すると、エグゼクティブラウンジ(クラブラウンジ)の利用が可能になる最高位ステータスの「ダイアモンド」に昇格できます。

ウィークエンド無料宿泊特典

ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス®・カードでは、カード更新時に、ヒルトン系列であれば「どのホテル」でも利用できる「ウィークエンド無料宿泊特典」を獲得できます。1泊10万円以上する高級ブランドの「LXR」や「ウォルドーフ・アストリア」も特典利用の対象です。

獲得条件は、通常カードの場合は年150万円のカード利用、プレミアムカードではカード更新のみで1泊分となっており、さらにプレミアムカードで年300万円のカード利用をすると、合計で2泊分の「ウィークエンド無料宿泊特典」を獲得できます。

利用条件は注意が必要で、利用日がウィークエンドにかかっている事。つまり、金曜日チェックインや月曜日チェックアウトは可能ですが、平日のみの利用はできません。平日お仕事されている方には嬉しい条件ですね。しかし、注意が必要です。ウィークエンド、つまり比較的繁忙な日のため、予約が埋まりやすいのです。利用期限が迫っているタイミングでいざ予約しようとすると、満室で予約できないという状況に陥りますので、計画的に前もって予約をしましょう。

この特典だけでも年会費を大きく上回る価値があります。加えて、ポイント還元率が高いため、日常の支払いでも効率的にポイントを貯められる点が魅力です。年会費以上のリターンを得たい方に最適なカードです。贅沢な旅行を計画する際の強力な味方になります。

ヒルトン・オナーズ アメックスカードのポイントの仕組みと貯め方

ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス®・カードは、「ヒルトン・オナーズ」のポイントを効率的に貯められる仕組みが魅力です。

ヒルトン・オナーズ(Hilton Honors)は、ヒルトンホテルズ&リゾーツが提供する会員制ロイヤルティプログラムで、会員が世界中のヒルトン系列ホテルでの宿泊や利用を通じてポイントを獲得する事ができ、さらに会員ステータスに応じて様々な追加の特典を受けられるプログラムです。ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス®・カードの利用で獲得したカードポイントは、自動的にヒルトン・オナーズのポイントに加算されます。

通常カードプレミアムカード
通常のカード決済2ポイント3ポイント
公共料金等の一部加盟店1ポイント1.5ポイント
ヒルトン系列 (カード決済に伴う加算ポイント数)3ポイント7ポイント
カード利用100円あたりのポイント加算額

日常の買い物でカード決済した場合、通常カードは100円あたり2ポイント、プレミアムカードの場合は100円あたり3ポイントが加算されます。加えて、ヒルトン系列での決済時は、通常カードは100円あたり3ポイント、プレミアムカードの場合は100円あたり7ポイントへとポイント加算額が増額されます。この増額分はカード決済に対するポイント部分のため、ホテル利用時に加算されるポイントは別途付与されます。

また、決済時の端数に関して、一般的には切り捨てで計算されますが、ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス®・カードでは100円未満の端数分も1ポイント単位あたりで計算されて加算してくれます。普段の生活で多い少額の決済でも着実にポイントを貯められるため、ポイントを効率よく蓄積して次の旅行に役立てましょう。

ヒルトン・オナーズ アメックスカードで貯まったポイントの使い方

ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス®・カードで貯めたポイントは、多彩な使い道があります。

最も魅力的な活用方法は、ヒルトン系列ホテルでの無料宿泊特典への交換です。ホテルランクや滞在日によって必要ポイント数が変動するものの、ポイントを利用すれば宿泊費を抑えつつ、豪華な旅行を楽しめます。また、客室のアップグレードやスイートルームへの変更にもポイントが利用可能です。

さらに、提携する航空会社のマイルに交換したり、特別な商品やサービスを購入することも可能です。貯めたポイントを賢く使い、旅行の楽しみを最大限に引き出しましょう。

ヒルトン・オナーズ アメックスカードの注意点

ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス®・カードを利用する際には、いくつか注意すべきポイントがあります。まず、年会費が高めに設定されているため、特典を十分に活用しない場合、コストパフォーマンスが低くなる可能性があります。特に通常カードでは、「ウィークエンド無料宿泊特典」を獲得するためには、年間150万円以上のカード利用が必要となるため、自分の利用予定と照らし合わせることが大切です。

また、ヒルトン系列ホテルを全く利用しない場合、ゴールドステータスの恩恵を最大限に享受できない状況になります。さらに、特典やポイントには有効期限があるため、計画的な管理と利用が必要です。これらを踏まえた上で、自分のライフスタイルに合った使い方を考えましょう。

ヒルトン・オナーズ アメックスカードとライバルカードとの比較

ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス®・カードは、旅行好きにとって魅力的なカードですが、他のライバルカードと比較することで、さらにその魅力を理解できると思います。一例として、ライバルホテルチェーンの「マリオット ボンヴォイ アメリカン・エキスプレス®・カード」と比較してみます。

「ゴールド」ステータスと朝食特典

ヒルトン・オナーズカードの場合、通常カードでもゴールドになりますが、マリオット ボンヴォイ アメリカン・エキスプレス®・カードの場合、通常カードではシルバー、プレミアムカードで「ゴールド」が自動付与されます。

同じ「ゴールド」の名称ですが、ヒルトンで提供される無料の朝食特典は、マリオットではゴールドのひとつ上の「プラチナ」ステータス以上が対象になっており、マリオット系列のゴールドでは朝食特典が付きません。

ホテルの朝食は5000円前後する事が一般的なため、2人で宿泊すれば、ヒルトンでは1泊あたり1万円程度の特典と考える事ができます。

無料宿泊特典

ヒルトンの「ウィークエンド無料宿泊特典」は、利用日がウィークエンドにかかっていれば対象外ホテルがなく、高級ブランドの「LXR」や「ウォルドーフ・アストリア」を含めたグループ内の全ホテルが対象です。

一方、マリオットにはヒルトンより多くのホテルが選択肢としてありますが、無料宿泊特典の利用には上限ポイントが決まっています。マリオットの無料宿泊特典としてのポイントは、通常カードでは3.5万ポイント、プレミアムカードでは5万ポイントが付与され、足りない場合は1.5万ポイント迄を自口座から追加して利用する事ができます。ポイントというものの、未使用時や残数をポイント口座にプール出来る訳ではなく、特典予約で使いきれなかったポイント数は消滅してしまいます。

マリオットでは、ポイント宿泊時もダイナミックプライシングで運用されており、希望の宿泊日によって必要ポイント数が変動する仕組みですが、6.5万ポイントでは、閑散期であっても高級ホテルには予約出来ない事が殆どです。

マリオット ボンヴォイ アメリカン・エキスプレス®・カードとの比較のまとめ

これらの朝食特典と宿泊特典を加味すると、ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス®・カードの方が断然、魅力的と言えるのではないでしょうか。

また、一般的なクレジットカードと比較しても、ヒルトン・オナーズカードはヒルトン系列ホテル利用時に特に高いポイント還元率を誇ります。ただし、年会費や特典の条件が異なるため、カード選びは、自分の旅行スタイルやホテルの利用頻度に基づいて慎重に行うことが大切です。

ヒルトン・オナーズ アメックスカードはこんな人におすすめ!

ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス®・カードは、旅行やホテル滞在を重視する方にぴったりのカードです。特に、ヒルトン系列ホテルを利用する方にとっては、カード所有者に付与される「ゴールドステータス」の特典で、客室アップグレードや朝食無料をはじめとした快適なサービスを堪能できます。また、「ウィークエンド無料宿泊特典」を活用することで、旅行のコストを大幅に抑えることが可能です。さらに、普段の生活でのカード利用でもポイントが貯まりやすいため、旅行の計画に役立てることができます。一方で、ヒルトン系列をあまり利用しない方でも、カード保持によりヒルトン系列での滞在時に常連客と同等のサービスを享受する事ができますので、旅を楽しむ全ての方に新たな価値を提供します。

まとめと結論

ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス®・カードは、旅行をもっと楽しみたい方にとって、理想的なクレジットカードです。ヒルトン系列ホテルでの宿泊を中心に旅行計画を立てる方には、ゴールドステータスの特典や高還元率のポイント、さらにウィークエンド無料宿泊特典など、非常に魅力的なメリットが多数用意されています。また、日常の支払いを通じて効率的にポイントを貯められるため、旅行中だけでなく普段の生活でも価値を感じられるでしょう。

ただし、年会費や特典の条件をしっかり把握した上で、自分のライフスタイルや旅行の頻度に合った活用を考えることが重要です。他の旅行系カードとも比較しながら、最適な選択肢であるかを確認するのがおすすめです。

このカードを活用すれば、旅行でのコストを抑えつつ、贅沢で快適な旅を楽しむことができます。旅好きな方にとって、ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス®・カードは、信頼できる一枚となるでしょう。旅行をもっと楽しみたい方には、非常におすすめの一枚です。