セゾンプラチナ・アメリカンエキスプレス・カード
セゾンプラチナ・アメリカンエキスプレス・カードは、セゾンカードが運営するプラチナカードです。カード決済時の国際ブランドはAMEXですが、プラチナサービスは、基本的には本家アメックスとは異なり、セゾンカードが運営するサービスになります。カード発行開始当初は、本家と比べてかなり見劣りする部分が多々ありましたが、セゾンサービスの大拡充に加え、アメックス本家側の度重なるサービス改悪に伴い、本家AMEXプラチナと大差ないレベルになっています。最大のメリットは、本家AMEXプラチナと大差ないサービスなのに、年会費が非常に安い事です。
発行会社 | セゾンカード |
国際ブランド | AMEX |
年会費 | 22,000円(税込) |
家族カード | 3,300円(税込) |
コンシェルジュ | あり |
プライオリティパス | プレステージ会員 |
空港宅配 | 往復1個無料 |
国内旅行保険 | 自動付帯 |
海外旅行保険 | 利用付帯 |
タッチ決済 | 可能 |
カードの特徴
- 高いポイント還元率: セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは、利用金額に応じてポイントが貯まりやすいとされています。これにより、ポイントを利用して商品やサービスを手に入れることができます。
- 特典や優待サービス: カード会員には、特定のレストランやホテル、ショップでの割引や優待サービスが提供されることがあります。これにより、日常の生活や旅行などで様々な特典を享受できます。
- 空港ラウンジアクセス: 一部のプレミアムクレジットカードには、国内外の空港ラウンジへの無料または優遇アクセスが付帯されていることがあります。これにより、出張や旅行の際に快適な空間で過ごすことができます。
- 保険サービス: カードには様々な種類の保険が付帯されていることがあります。例えば、海外旅行保険やショッピング保険などが含まれていることがあり、予期せぬトラブルに備えることができます。
- 専用のカスタマーサポート: プレミアムカードでは、一般のクレジットカードよりも優れたカスタマーサポートが提供されることがあります。緊急時のサポートや専用のアカウント担当者がつくことがあります。
永久不滅ポイント
セゾンカードでは、セゾンのほとんどのカードで共通して、永久不滅ポイントが貯められます。(※マイルやポンタなど、独自ポイント制度のカードは対象外です)
永久不滅ポイントの最大のメリットは、実質永久であること、つまり会員であり続ける限り、ポイントが失効しません。また、セゾンカードを複数枚持っている場合、カード毎のポイントは自動で合算されるので、他のカード会社の様に、カード毎に有効期限を迎えるポイントがバラバラで、気づいたら失効していたなどといった事態を避けられます。
ポイント判定のタイミング | 請求時 |
ポイント獲得単位 | 1000円ごとに1ポイント |
ポイントの価値 | 1ポイントあたり最大5円 (例: 200ポイント→Amazonギフト券1000円分) |
ポイントの有効期限 | 対象カードを全て解約するまで |
複数カードの取り扱い | 会員毎で集計 |
加算対象外になる利用に関しては、こちらからご確認ください。
空港ラウンジ特典 (国内カードラウンジ)
ゴールド以上のカードにほぼ共通した特典と言えば、コレ。国内空港に設置されたカードラウンジをフライト前後に無料で利用できます。
対象カードのカード名義人本人は無料で入室できます。同伴者も含め、対象カードを持っていない人の入室は有料です。利用料金は2000~3000円程度が相場です。なお、American Expressが発行するカードの場合は、同伴者1人まで無料です。
利用方法は簡単。ラウンジ入室時に利用フライトの半券または予約情報の画面を対象クレジットカードと共に提示するだけ。ラウンジの予約は不要で利用できます。搭乗する航空会社の縛りはありません。プライベートジェットなど、搭乗券がないフライトを利用する場合も、フライトに搭乗する(した)事を証明できれば利用が可能です。但し何がOKで何がダメかは、ラウンジの受付の方の判断になります。
大きな空港では、空港内に複数のカードラウンジがあり、ラウンジ毎に利用できるカードが異なりますので、お持ちのカードがどのラウンジで使えるか、確認しておきましょう。なお、ラウンジの入口にも利用可能カードの表示がありますので、事前に調べなかった場合でも現地で確認ができます。羽田空港などでは、同じカードで使用できるラウンジが複数あるので、早めに空港へ向かいラウンジ巡りするのも醍醐味の一つです。
カードラウンジは、アルコールや軽食が出る航空会社ラウンジとは違い、ソファー席でコーヒーやソフトドリンクのみが飲み放題というスタイルが一般的です。但し、成田空港第1ターミナルのTEIラウンジの様に、1杯だけアルコールが無料サービスのラウンジもあれば、羽田空港のパワーラウンジの様に不定期でクロワッサン等のパンがサービスされるラウンジもあります。このパワーラウンジはジュース類が充実しておりオシャレなカフェの雰囲気ですので、パンがないタイミングでもオススメのラウンジです。
ラウンジにもよりますが、ほとんどのカードラウンジは制限区域の外にあります。つまり、保安検査を受ける前に利用する形になります。しかしながら、出発便が重なる時間帯は保安検査場が非常に混み合う場合もありますので、カードラウンジ利用の際はゲートまでの移動時間を考えて利用しましょう。なお羽田空港ですと、保安検査区域内にも複数のラウンジがありますので、利用便のゲートの近くを利用するとよいでしょう。
航空会社ラウンジは出発前しか利用できませんが、カードラウンジは基本的にフライト前後で利用可能です。制限エリア外のラウンジや、航空機の降機後に搭乗客と分離されない空港では、フライト後でもラウンジが利用できます。いわゆるアライバルラウンジですね。運賃が安い早朝フライトを利用した場合など、空港を出る前に一息ついてから出発が可能です。
プライオリティパス (Priority Pass)
プライオリティパスは、主に国際線で利用できる有料の空港ラウンジサービスです。加盟ラウンジは世界中の主要空港にあります。航空会社などが運営する食事が取れるビジネスラウンジから、ぼてじゅう(※現在は提携終了)の様なレストランまで、様々な施設が無料または一律の会員価格で利用できます。無料で利用できる回数やゲストの取り扱いなどは、登録の会員レベルにより異なります。
(※アメリカン・エキスプレスが発行するプライオリティパスでは、レストラン・スパなどにあたるラウンジ以外の施設では利用できません。)
利用方法は、当日の搭乗券と、プライオリティパスの会員カードまたは会員アプリのQRを受付で提示します。利用人数が記載されたレシートの様な書面が発行されますので、サインして渡し、控えを受け取ります。航空会社の縛りはありませんので、LCC搭乗時でも利用可能です。同伴者など、追加料金が発生する場合は、登録されたカードから自動的に引き落とされます。
コロナによる旅客減の影響で、ANAラウンジがプライオリティパスでも利用できる様になり、話題になりました。しかし、2024年現在では関空のANAラウンジのみ利用可能です。朝方は利用不可、混雑時もプライオリティパス利用は断られるという事で、あくまで今だけ利用できる一時的な提携と思った方がよいでしょう。羽田は2023年1月末、成田は2023年8月末で提携が終了しました。
国内の空港では、利用できるラウンジが非常に限られますが、海外の大空港では特色が異なる提携ラウンジが何ヵ所もある空港があり、ラウンジ巡りをするのも醍醐味です。
こちらの写真は、香港国際空港にある「チェイス・サファイア・ラウンジ」。ソファー席、ビュッフェコーナーの他に、バーカウンターまであり、好きなカクテルを注文すると目の前で作ってもらえます。また、テーブルに貼ってあるQRコードからフードをオーダーすることも可能で、このフードが非常に美味しいです。