アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード

American Express Platinum Card

American Express Platinum Card

アメリカン・エキスプレスの中で自己申し込みができる最高ランクのカードです。かつては招待制でしたが、2019年のサービス改定と共に一般に開放されました。ステータスを重視してお持ちになりたい方には最適のカードです。私は言ったことがありませんが、俗にアメプラとも呼ばれている様です。

発行会社American Express International
国際ブランドAMEX
年会費165,000円(税込)※2023/11/1改定
家族カード4枚まで無料
コンシェルジュあり (24時間対応)
プライオリティパスプレステージ会員
空港宅配往復2個無料
国内旅行保険利用付帯
海外旅行保険自動付帯
タッチ決済可能
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードの特徴

AMEXは、一般的に旅行に強いと言われ、旅行に付随する魅力的な付加サービスを数々提供していましたが、最近では、旅行関連の付加サービスは廃止の傾向にあり、特定企業の利用時のキャッシュバックばかり充実させている状況です。キャッシュバック対象は大手企業も多いため万人受けするとは思いますが、別の競合企業のサービスを利用してる身としては、特定企業名指しでのキャッシュバック特典は嬉しくない事が多々あります。また、たび重なる旅行関連の付加サービスの廃止は、非常に残念に思います。

こちらで紹介する特典は、アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードの数多くある特典の一部にすぎず、また、最近は数年おきに大規模なサービス改定が行われているため、ご入会を検討されている場合でも、入会されたタイミングではサービスが廃止になっている場合もございます。ご入会前の方は、あくまで参考までにとして頂ければと思います。

  • 空港ラウンジ特典: 空港でラウンジが無料で利用でき、快適な待ち時間を過ごすことができます。飲食サービスやWi-Fiが無料で提供されることがあります。また、国際的な空港ラウンジサービスの「プライオリティパス」を無料で申し込むことができます。
  • ファイン・ホテル・アンド・リゾート特典: 特定の高級ホテルでの宿泊に際して、部屋のアップグレード、無料の朝食、レイトチェックアウトなどの特典が受けられます。
  • トラベル関連の保険: 旅行中の予期せぬトラブルに備え、プラチナカードは様々な種類の保険(旅行傷害保険、遅延補償、紛失荷物保険など)を提供しています。
  • ショッピング特典: 特定のショップやブランドでの割引やプレミアムサービス、また期間限定のキャッシュバックを提供しています。
  • ポイントプログラム: カードを利用すると、ポイントがたまり、これを特典や商品、航空券などに交換できるプログラムが用意されています。
  • コンシェルジュサービス: プラチナカード会員は、専用のカスタマーサポートにアクセスでき、24時間サポートが受けられます。

空港ラウンジ特典 (国内カードラウンジ)

ゴールド以上のカードにほぼ共通した特典と言えば、コレ。国内空港に設置されたカードラウンジをフライト前後に無料で利用できます。

対象カードのカード名義人本人は無料で入室できます。同伴者も含め、対象カードを持っていない人の入室は有料です。利用料金は2000~3000円程度が相場です。なお、American Expressが発行するカードの場合は、同伴者1人まで無料です。

利用方法は簡単。ラウンジ入室時に利用フライトの半券または予約情報の画面を対象クレジットカードと共に提示するだけ。ラウンジの予約は不要で利用できます。搭乗する航空会社の縛りはありません。プライベートジェットなど、搭乗券がないフライトを利用する場合も、フライトに搭乗する(した)事を証明できれば利用が可能です。但し何がOKで何がダメかは、ラウンジの受付の方の判断になります。

大きな空港では、空港内に複数のカードラウンジがあり、ラウンジ毎に利用できるカードが異なりますので、お持ちのカードがどのラウンジで使えるか、確認しておきましょう。なお、ラウンジの入口にも利用可能カードの表示がありますので、事前に調べなかった場合でも現地で確認ができます。羽田空港などでは、同じカードで使用できるラウンジが複数あるので、早めに空港へ向かいラウンジ巡りするのも醍醐味の一つです。

カードラウンジは、アルコールや軽食が出る航空会社ラウンジとは違い、ソファー席でコーヒーやソフトドリンクのみが飲み放題というスタイルが一般的です。但し、成田空港第1ターミナルのTEIラウンジの様に、1杯だけアルコールが無料サービスのラウンジもあれば、羽田空港のパワーラウンジの様に不定期でクロワッサン等のパンがサービスされるラウンジもあります。このパワーラウンジはジュース類が充実しておりオシャレなカフェの雰囲気ですので、パンがないタイミングでもオススメのラウンジです。

ラウンジにもよりますが、ほとんどのカードラウンジは制限区域の外にあります。つまり、保安検査を受ける前に利用する形になります。しかしながら、出発便が重なる時間帯は保安検査場が非常に混み合う場合もありますので、カードラウンジ利用の際はゲートまでの移動時間を考えて利用しましょう。なお羽田空港ですと、保安検査区域内にも複数のラウンジがありますので、利用便のゲートの近くを利用するとよいでしょう。

航空会社ラウンジは出発前しか利用できませんが、カードラウンジは基本的にフライト前後で利用可能です。制限エリア外のラウンジや、航空機の降機後に搭乗客と分離されない空港では、フライト後でもラウンジが利用できます。いわゆるアライバルラウンジですね。運賃が安い早朝フライトを利用した場合など、空港を出る前に一息ついてから出発が可能です。

プライオリティパス (Priority Pass)

プライオリティパスは、主に国際線で利用できる有料の空港ラウンジサービスです。加盟ラウンジは世界中の主要空港にあります。航空会社などが運営する食事が取れるビジネスラウンジから、ぼてじゅう(※現在は提携終了)の様なレストランまで、様々な施設が無料または一律の会員価格で利用できます。無料で利用できる回数やゲストの取り扱いなどは、登録の会員レベルにより異なります。

(※アメリカン・エキスプレスが発行するプライオリティパスでは、レストラン・スパなどにあたるラウンジ以外の施設では利用できません。)

利用方法は、当日の搭乗券と、プライオリティパスの会員カードまたは会員アプリのQRを受付で提示します。利用人数が記載されたレシートの様な書面が発行されますので、サインして渡し、控えを受け取ります。航空会社の縛りはありませんので、LCC搭乗時でも利用可能です。同伴者など、追加料金が発生する場合は、登録されたカードから自動的に引き落とされます。

コロナによる旅客減の影響で、ANAラウンジがプライオリティパスでも利用できる様になり、話題になりました。しかし、2024年現在では関空のANAラウンジのみ利用可能です。朝方は利用不可、混雑時もプライオリティパス利用は断られるという事で、あくまで今だけ利用できる一時的な提携と思った方がよいでしょう。羽田は2023年1月末、成田は2023年8月末で提携が終了しました。

国内の空港では、利用できるラウンジが非常に限られますが、海外の大空港では特色が異なる提携ラウンジが何ヵ所もある空港があり、ラウンジ巡りをするのも醍醐味です。

こちらの写真は、香港国際空港にある「チェイス・サファイア・ラウンジ」。ソファー席、ビュッフェコーナーの他に、バーカウンターまであり、好きなカクテルを注文すると目の前で作ってもらえます。また、テーブルに貼ってあるQRコードからフードをオーダーすることも可能で、このフードが非常に美味しいです。

なお、アメリカン・エキスプレスが発行するプラチナカードでは、会員本人に加えて、同伴者1人が無料で利用可能です。

センチュリオン・ラウンジ (The Centurion Lounge)

センチュリオン・ラウンジは、アメリカン・エキスプレスが運営し、プロパーなプラチナカード以上を保有する方が利用できるラウンジです。

入室方法は、利用当日の搭乗券とプロパー(American Expressが発行した)プラチナカード、またはセンチュリオンカードを受付で提示します。個人カードの他に、ビジネスカード、家族カードでも可能です。カード1枚につき、カード名義人本人と同伴者は2名まで無料で入室可能で、それ以上を連れて入る場合は追加料金を払う事で入室できます。(※2歳未満のお子様は同伴者にカウントせず無料です。)航空会社の縛りはありませんので、LCC搭乗時でも利用可能です。

ゴールドカードや提携カードでは入室できません。また、対象カードを持っていない人がお金を払って入室する事もできないため、利用者数は少なめと想像しがちです。しかしながら、実際はどこのラウンジも非常に混んでいます。特にアメリカでは国内線でも利用できるため、満席で入室待ちが発生する事がしばしばあります。他社から安いプラチナカードが各種出ていますが、プロパーカードでAMEXプラチナを持つメリットのひとつが、このセンチュリオン・ラウンジだと思います。

コンパクトなラウンジで、無料Wifiあり、お料理はビュッフェ形式、お酒も揃っており、大体シャワールームも備えてあります。センチュリオンカード保有者には専用ルームまたはエリアがあり、場所によっては同じメニューのお料理がビュッフェではなくプレートで出される様です。

2024年時点での設置空港は、アメリカに15か所、その他の地域で11か所です。なお、日本国内にはありません。日本から一番近い場所ですと、香港国際空港(HKG)にあります。

センチュリオンラウンジの設置空港

アジア

  • 【中国】香港国際空港 (HKG)
  • 【インド】デリー・インディラ・ガンディー国際空港 (DEL)
  • 【インド】ムンバイ・チャトラパティ・シヴァージー国際空港 (BOM)

ヨーロッパ

  • 【イギリス】ロンドン・ヒースロー空港 (LHR)
  • 【スウェーデン】ストックホルム・アーランダ国際空港 (ARN)

オセアニア

  • 【オーストラリア】シドニー国際空港 (SYD)
  • 【オーストラリア】メルボルン空港 (MEL)

アメリカ西部および中央

  • 【ロサンゼルス】ロサンゼルス国際空港 (LAX)
  • 【サンフランシスコ】サンフランシスコ国際空港 (SFO)
  • 【シアトル】シアトル・タコマ国際空港 (SEA)
  • 【ラスベガス】ハリー・リード国際空港 (LAS)
  • 【フェニックス】フェニックス・スカイ・ハーバー国際空港 (PHX)
  • 【デンバー】デンバー国際空港 (DEN)
  • 【ダラス】ダラス・フォートワース国際空港 (DFW)
  • 【ヒューストン】ジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港 (IAH)

アメリカ東部

  • 【ニューヨーク】ジョン・F・ケネディ国際空港 (JFK)
  • 【ニューヨーク】ラガーディア空港 (LGA)
  • 【フィラデルフィア】フィラデルフィア国際空港 (PHL)
  • 【ワシントンD.C.】ロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港 (DCA)
  • 【シャーロット】シャーロット・ダグラス国際空港 (CLT)
  • 【アトランタ】ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港 (ATL)
  • 【マイアミ】マイアミ国際空港 (MIA)

中南米

  • 【メキシコ】メキシコシティ国際空港 (MEX)
  • 【メキシコ】モンテレイ国際空港 (MTY)
  • 【ブラジル】サンパウロ・グアルーリョス国際空港 (GRU)
  • 【アルゼンチン】ブエノスアイレス・エセイサ国際空港 (EZE)

※最新情報は、センチュリオン・ラウンジのサイトでご確認ください。

デルタ・スカイクラブ

世界中にあるデルタ航空(DL)のビジネスラウンジ「デルタ・スカイクラブ」を、デルタ航空運航便の利用時に限って、無料で利用できます。なお、同伴者は有料です。

利用方法は、入室時に受付で搭乗券(DL便限定)とプラチナカードを提示します。

ルフトハンザ・ラウンジ

ルフトハンザ航空(LH)およびグループ会社のスイス航空(LX)・オーストリア航空(OS)を利用する際に限って、一部のLufthansa Business Loungeを無料で利用することが出来ます。なお、ビジネスクラス以上で搭乗する際は、セネターラウンジも利用できます。同伴者は有料または不可となっており、ラウンジにより取り扱いが異なります。

開始当初はドイツ国内のラウンジのみが対象でしたが、現在はほぼ世界中にあるルフトハンザ・ラウンジも利用対象になっています。但し、全てとは明言されていないため、時期によって一部のラウンジで提携が解消される可能性もあります。最新情報は、AMEXのラウンジ検索ページでご確認ください。

利用方法は、入室時に受付で搭乗券(LH/LX/OS便限定)とプラチナカードを提示します。

アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・コレクション

既に上記でご紹介したラウンジを含め、「アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・コレクション」という名称で世界中のラウンジが利用提携されています。まだ紹介していない代表的なものとしては、次の通りです。

なお、多くのラウンジはプライオリティパスでも利用可能な場合が多く、その場合にはプラチナカード提示ではなく、プライオリティパス提示でも利用することができます。プラチナカードだとカード番号を提示する事になりますので、不正利用防止の観点では、プライオリティパスを提示したいですね。

同伴者の取り扱いなどに関しては、それぞれのラウンジとの契約によりますので、詳細はAMEXのラウンジ検索ページでご確認ください。

Plaza Premium Lounges

プラザ・プレミアムラウンジは、かつてプライオリティパスで利用ができたラウンジです。東南アジアの主要空港では、必ずと言っていいほど見かけます。プライオリティパスとの提携解消で、プライオリティパスの利便性がかなり下がったと話題になりましたが、AMEXプラチナカードでしたら利用可能です。

Escape Lounges

エスケープラウンジは、The Centurion® Studio Partnerとして、AMEXと提携しています。主にアメリカとイギリスに何ヵ所か展開しており、アメリカのラウンジにおいては、センチュリオンラウンジとほぼ同様の入室ポリシーで利用できます。

空港〜自宅間のスーツケース無料宅配

海外旅行や出張などの出発時帰国時にご自宅⇔空港間でのスーツケース、ゴルフバックを無料で配送するサービスです。

対象空港

  • 羽田・東京国際空港(第3ターミナル)
  • 成田国際空港
  • 関西国際空港
  • 中部国際空港

無料対象となる荷物

【お荷物の種類】スーツケース、ゴルフバック 計2個
【取扱いサイズ】縦/横、高さの合計が160㎝以内
【重量】30㎏以内

※ ボストンバックやダンボールなどは対象外。
※ 3辺合計が160cmを超えていても、重量が30kg以内であれば160サイズとみなされます。
※ 配送業者にヤマト運輸を選択される場合、重量の上限は25㎏。  

出発時(自宅→空港)は、利用の数日前までにWEB予約または予約センターに電話の上で、事前の集荷手配が必要です。JAL ABCから宅配業者に集荷を依頼する形のため、直前だと集荷手配が出来ません。空港の近隣であれば集荷希望の3~4日前が申し込み期限です。ドライバー問題の関係で、もっと早まる可能性もあります。十分に余裕をもって依頼しましょう。空港での受け取り時は、JAL ABCカウンターで、宅配便伝票の控えプラチナカードを提示します。

帰国時は、空港のJAL ABCカウンターにて、プラチナカードを提示のうえで、伝票を記入して発送します。事前予約は必要ありません。

注意事項として、以前は段ボールやボストンバッグも対象でしたが、コロナの頃から対象外へと変更になりました。段ボールなどは、特大サイズであれば、1000円引きの割引特典が新設されています。

私の場合、よくスーツケースの中に薄いカバンを入れ、スーツケースに入りきらなかったお土産達がカバンに入り、帰りは荷物が1個増えるという事がよくあるのですが、この増えた分は、今は無料では送れなくなってしまいました。ちなみに、よく荷物が多くなる方へ、北米路線を省くタイ国際航空でしたら、重量制限のみで実質個数無制限ですよ!(ただし5個以上の場合は事前に予約連絡が必要だそうです。)

ホテルメンバーシップ

ホテルメンバーシップは、プラチナカードを持ち続ける事で、提携ホテルの会員プログラムの上級会員に無条件で自動昇格できる特典です。但し、センチュリオンカードでも同様のサービスがあり、最上級ランクはセンチュリオン会員になります。従って、プラチナカード会員に付与される会員ランクは最上級ではありません。この点を踏まえると、少々微妙な立ち位置になります。

Marriott Bonvoy → Gold Elite

マリオットボンボイ」は、マリオットグループの会員プログラムです。元々は、SPG(スターウッド・プリファード・ゲスト)というプログラムとAMEXが提携していましたが、SPGがマリオットに買収されプログラムが統合された事により、マリオットボンボイでの特典になりました。日本国内も含め、世界中に非常に多くのホテルがあるのが最大のメリットです。低価格帯から超高級ホテルまで様々なブランドのラインナップがあります。

ゴールドエリートの会員特典 (一部)
  • 14時迄無料のレイトチェックアウト
  • 25%のボーナスポイント
  • ウェルカムポイントまたはギフト
  • お部屋のアップグレード

※SPG時代は、ゴールドでもスイートにアップグレードがありましたが、マリオットになってから、お部屋のアップグレードはあまり期待できなくなりました。プログラムが人気になり、ゴールド以上の会員が急増した為と考えられます。

Hilton Honors → Gold

ヒルトン・オナーズ」は、世界中のヒルトン系列のホテルで利用できる会員プログラムです。マリオット系列と比較すると、若干値が張りますが、施設やサービスなどの満足度は、マリオットの同クラスのホテルより高い気がします。国内のHiltonブランドのホテルでは、ほとんどのホテルにプールまたは温泉を備えており、ファミリーでも十分にホテルステイを楽しめる施設になっています。そのほか、ダブルツリーやヒルトン・ガーデンインの様な比較的低価格帯のブランドもあります。

ゴールドステータスの会員特典 (一部)
  • 滞在中毎日の朝食無料または飲食クレジット
  • 80%のボーナスポイント
  • 無料のボトルウォーター2本
  • お部屋のアップグレード

プリンスステータスサービス → プラチナ

西武鉄道系列の「プリンスホテル」の会員プログラムです。プリンスホテルは日本中に展開しているため、国内旅行の際に大活躍します。一部のホテルでは、マリオットブランドでも出店していますので、これらのホテル滞在時は、ポイント(マリオット)を取るか、朝食(プリンス)を取るか、悩むところですね。

プラチナの会員特典(一部)
  • 同伴者を含めた朝食無料
  • 最大3時間の無料レイトチェックアウト
  • 30%のボーナスポイント
  • ウェルカムサービス
  • 宿泊時プール入場が無料になるアプリクーポン
  • 宿泊時のバー・ラウンジのカバーチャージ無料

Radisson Rewards → Premium

ラディソン・ブル(Radisson Blu)の名称で世界中に展開しているホテルの会員プログラムです。かつてはRadisson SASと呼ばれ、北欧の航空会社のSASが運営していたホテルブランドです。残念ながら、日本国内にホテルはなく、海外旅行の際しか利用することができませんが、東南アジアにも多くありますので、利用する機会も多いでしょう。

プレミアムの会員特典(一部)
  • 無料のアーリーチェックイン
  • 無料のレイトチェックアウト
  • ポイント獲得率の増加
  • お部屋のアップグレード

ヒルトンプリンス朝食無料というのは、非常に価値がある特典だと思います。但し、お部屋のアップグレードに関しては、シティービューからオーシャンビューへ(景色の違い)とか、スタンダードからスーペリアへ(家具またはアメニティ程度の違い)、低層階から会員限定フロアへ、中央部屋から角部屋へなど、ホテルの運営側では少し価格差があるものの実感を伴わない数ランク程度のアップグレードが殆どです。あまり期待しない様にしましょう。レイトチェックアウトは重宝する特典ですが、繁忙期には断られる事もありますので、過度の期待は禁物です。

また、これらの特典を享受するには、各ホテルの公式サイトから会員番号でログインして直予約をする必要があります。楽天やJTBといった旅行代理店を通した予約では、これらの会員特典は付けて貰えませんので、くれぐれもご注意ください。

なお、ホテルの会員プログラムで上級会員を狙うのでしたら、各ホテルの提携カードが発行されていますので、そちらを使った方が十分にメリットがあります。プラチナカードとの複数持ちもおすすめです。

ファイン・ホテル・アンド・リゾート (FINE HOTELS + RESORTS)

ファイン・ホテル・アンド・リゾートは、よくFHRと略される特典です。AMEXが提携する世界中のラグジュアリーホテル(高級ホテル)において、AMEXから予約した場合に限り、下記の一律の特典が得られます。

ファイン・ホテル・アンド・リゾート特典

世界中にある1,500以上のすばらしいホテルで、平均総額600ドル相当の各種特典を無料で受けられます。

アーリーチェックイン

正午にチェックインしてホテルのご滞在をご満喫ください(当日の空室状況によります)

お部屋のアップグレード

ご到着時にお部屋をアップグレードできます(空室状況によります)

朝食をサービス

ご滞在中の朝食が含まれます(2名様分)

エクスペリエンスクレジット

100ドル相当のエクスペリエンス クレジットを無料でお楽しみください

無料のWi-Fi

滞在中もインターネットに接続できます

チェックアウト時間の延長

午後4時までのチェックアウト時間の延長が保証され、休暇をお楽しみいただけます

利用時の注意事項としましては、旅行代理店予約や直予約では対象外です。必ず、AMEX(トラベルデスクまたはWeb)から予約してください。

また一部のホテルは、ホテルメンバーシップでも対象のホテルがあります。FHRは、ホテルメンバーシップのゴールド特典よりも充実した特典ですが、オンラインでそのまま予約した場合は、代理店予約の扱いとなり、ポイント加算や宿泊実績の対象外となります。FHRでの滞在も対象のステイとするためには、トラベルデスクからホテルの会員プログラムを利用したい旨を伝えて予約するか、予約前にオンラインのチャットなどからホテルの会員プログラムを利用したい旨を伝えて了解を得てから予約する必要がある様です。但し、一部ホテルはこの対応が出来ない様ですので、ご注意ください。

エクスペリエンスクレジットは、ホテルにより内容が異なります。レストラン飲食代、スパ利用代、お土産購入代など、お部屋付けした費用を相殺してくれる場合が多いですが、決められたメニューから選ぶタイプもある様ですので、チェックインの際にご確認ください。

ザ・ホテル・コレクション (THE HOTEL COLLECTION)

ザ・ホテル・コレクションの対象ホテルでは、2連泊以上の予約に限りお部屋のアップグレード100ドル相当のエクスペリエンスクレジットが貰えます。適用できる予約方法は、2連泊以上という違い以外はファイン・ホテル・アンド・リゾートと同じです。