ヨーロッパのクリスマス
イギリスでは、祝日はBank Holiday(銀行の休日)と呼ばれています。個人間でもチェックと呼ばれる小切手が通常の支払い手段の1つとして流通しているイギリスでは、銀行がお休みだと商売が出来ないから会社もお休みという事なのでしょうか。。。イギリスの祝日リストは、イギリス政府のサイトで確認が出来ます。
12/25は、Bank Holidayでもあるクリスマス。この日はかつての日本のお正月の様に、イギリスではほとんどの人が働きません。日本のお正月と違う点は、ほぼ全ての人が働かない点です。お店だけでなく、地下鉄もバスも公共と付く機関は全て停止します。テレビも全てが録画放送です。イギリス人曰く、クリスマスは家で家族とゆっくり過ごす日だそうです。休みに出来ない業種では、この日に出勤すると通常よりもかなり多くの手当てが出るそうです。唯一開いている店は移民が経営するお店。タクシーは稀に見かけますが、通常の何倍もの運賃を請求されます。路上にあるバスの券売機はクリスマスでも購入・発券出来ますが、待てど暮らせどバスはやって来ません。。。(笑)なお、空港はクリスマスでも稼働している様ですが、飛行機以外の交通機関がない点、この時期にご旅行を計画される場合はご注意ください。
クリスマスの翌日の12/26は、Boxing Dayと呼ばれる祝日です。2連休という事ですね。このボクシング・デーはクリスマスとはかわり、多くの商店が開きます。ボクシングの意味は、スポーツのボクシングではなく、箱のBOX。こう呼ばれるようになった由来は諸説ある様です。そして、日本ではなじみがないですが、一大セールの日です。お買い物でしたら、この日が1年で一番安いバーゲンでしょう。そして公共交通機関も動き出します。
ちなみに12/25はほぼ全ての店が閉まるとお伝えしましたが、正確には12/24の夕方頃から閉まります。24時間営業を謳う店でも24日の16時頃から店を閉めます。この時期にご旅行で行かれる際は、行きたい店の終了時間、25日の食料調達方法など、事前に確認しておいてくださいね。
皆さま、メリークリスマス!